サンハーモニー大和田

サンハーモニー大和田写真 ●所在地/茨城県守谷市本町
●用途地域/第一種住居地域
●敷地面積/2,990m2(904.5坪)
●棟数・戸数/7棟・28戸(2LDK・3DK)
●駐車場/34台


配置図
オーナーOさま


 茨城県の中央部、取手から下館へと横切る関東鉄道沿線に位置する守谷市。近年は常総ニュータウンなどの大規模開発が進展。秋葉原と守谷間を32分で結ぶつくばエクスプレスの工事が進んでいることもあり、郊外のベッドタウンとして急速に発展しつつあります。今回ご紹介する「サンハーモニー大和田」は、その守谷に生まれた、環境価値の高いコミュニティです。


 サンハーモニー大和田は、茨城県守谷市につくられた大規模な賃貸住宅の街。守谷では初めてという特定優良賃貸住宅供給促進制度(特優賃制度/一定の条件を満たした賃貸住宅に対する優遇制度)を活用してつくられたコミュニティです。オーナーのOさまは、かつては酒造業を営まれていたとのこと。ご自宅の広大な敷地内には、いまも白壁の酒造所が残されています。(ちなみに当時の銘柄は「菊冠」といったそうです)Oさまは代々から近隣に広大な農地や山林を所有されており、今回経営を始められた「サンハーモニー大和田」も、山林だった土地を活用。なだらかな傾斜地を活かして、7棟・28戸の建物をゆったりと配置。まるで公園のような街づくりがなされています。
「敷地をぜいたくに活用して、近隣に胸を張れるような賃貸住宅にしたかった」とOさま。確かに周辺の街並みのなかでも、サンハーモニー大和田の美しい環境はひときわ目立っています。設備面ではエアコン、衣類乾燥機、TVドアホン、BSアンテナという充実ぶり。しかも特優賃で家賃も抑えられているということで人気を集め、完成時に満室となっています。入居者層は新婚などの若い世代がほとんど。「より質の高い住環境や設備を求める」という現在の入居者ニーズを重視したことによる成功例といえそうです。




 Oさまがサンハーモニー大和田の経営に踏み切られた大きな理由は相続税対策でした。将来的に土地資産の継承を考えると、「やはり早くからきちんと相続税対策を立てておかなければ大変です」とOさま。単に相続税対策だけなら「他の方法も考えられる」けれど、この機会に「すばらしい賃貸住宅を提供することで、土地を他の人のためにも活かせたら」と考えられたそうです。そこで相談されたのがパナホーム。Oさまは自宅近くに耳鼻科の医院を開業なさっていますが、その建物もパナホームでつくられました。サンハーモニー大和田の建築にあたっても「医院の建物が気に入っていたし、パナホームなら安心して設計のすべてをまかせられた」とおっしゃいます。
 そして、茨城みなみ農業協同組合と相談し、特優賃制度を活用。Oさまはこの特優賃という制度があることを今回初めてお知りになり、「融資面 、経営面で有利なことと、設計面での厳しい条件が、できるだけ人に喜ばれる賃貸住宅にしたいという希望にマッチしていた。それに農協では入居者の斡旋から管理、建物の管理もしてくれるので、安心だった」とおっしゃいます。こうして、低家賃で環境重視型のコミュニティを提供することができたというわけです。
 先祖代々の土地を大切にしながら、人々に貢献できれば…というOさまの発想。そこから生まれた優良な賃貸住宅の街、サンハーモニー大和田。「代々の土地資産を守るために節税を考えたい。しかしそれだけでは自己利益で終わってしまいます。今後も土地をより良く活かすことを考えていきたい」とOさまはおっしゃいます。
(2000年10月現在)

発展する守谷を象徴する守谷駅。駅から常総ニュータウンへ直結する道が、まっすぐ伸びています。



ゆるやかな高低差を活かした環境設計がゆとりあるイメージを醸し出しています。



階段を上がってゆくとコミュニティの中央広場に、シンボルツリーのある植栽が配され、子供たちの遊び場としての機能も。



全戸分以上を確保したゆとりある駐車スペース。安全を考えた歩車分離が設計の基本となっています。
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