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オーナーのNさまは、賃貸マンションやテナント、月極駐車場など、多岐にわたる土地活用事業の経験をお持ちの方です。今回活用されたのは、昭和53年の区画整理以来、ずっと月極駐車場にされていた土地。周辺一帯が住宅地としての整備が進み、青空駐車場のままでは環境にそぐわないということから、何か計画しなくてはとお考えでした。
「事業の目的は相続対策です。目先の利益を優先するよりも、土地の広さを生かして長期的に安定したゆとりのある計画にしたいという気持ちがありました。低層賃貸住宅にしたのも、近隣の住環境に影響が少ない上に、リスクを軽減した無理のない経営が実現できると考えたからです」とNさま。「単なる箱ものというのではなく、住む人にとって感じのいい、安心感のある賃貸住宅を建てたいというのが主人の意向でした」と奥さまはおっしゃいます。 |
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Nさまのご意向を受け、パナホームではまず周辺エリアの市場調査を実施しました。分譲マンションや建売住宅の多い住宅地のため、ファミリー向け賃貸住宅には厳しい市場環境です。その一方で、柴原駅周辺には市立豊中病院や大阪大学キャンパス、沿線には阪大病院があることから、大学生から社会人の病院職員まで、優良な入居者層の需要が見込めます。学生向けの競合物件は多いものの、裕福な家庭の子弟をターゲットとした高級感のある物件なら、十分に差別化できると考えられます。
そこで、●全体のデザインや美観にこだわり、入居者がステイタスを感じられる外観とする ●建物は東棟と西棟に分け、間取りは学生や若年シングル向けの1K(約30m2)タイプ、カップルや高所得層のシングル向けの1LDK(約41m2)タイプの2種類を採用。対応できる入居者層の幅を広げることにより、長期的な安定入居を図る ●セコムのセキュリティシステムを導入。防犯賃貸住宅として差別化し、女性の入居者や女子大生の親御さんにアピールする、という3点をポイントとした事業計画をご提案しました。 |
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こうして「ヴィラ・グレイス」は平成17年2月に完成しました。ビューポイントとなる東北の角に設けられたエントランスは、鉄道の枕木を埋め込んだ小道の両側を中低木の植栽が彩り、車止めの石や個性的なサインが高級感を演出しています。この植栽は、オーナーのNさま自ら植木屋さんに注文されたもの。北側道路沿いに設けたごみ置き場は、特注の跳上げ式シャッターで目隠しされていますが、これもNさまご夫妻のご要望でした。
「よその賃貸物件を見ていてごみの捨て方が気になったものですから、ご近所の方や通行する人に不快感を与えないようにと考えました」と奥さま。
敷地設計では、エントランスの横に1LDKタイプ6戸の東棟を配置しました。北側道路がカーブして幅が狭くなっている敷地西側には、土地の形状を生かして1Kタイプ4戸と6戸の大きさの違う建物を配置し、廊下でつないで西棟として一体化。敷地面積約730m2の角地をうまく利用しました。
建物のデザインは、上部を明るいクリーム色、下部を落ち着きのあるレンガ柄に張り分けたツートーンカラーを採用。道路からの目隠しに設けた塀は、建物と調和するベージュ色で、一部を曲線にするなど、細部にまでこだわっています。 |
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入居募集を開始すると、建物が完成する前に16戸すべてが満室となり、「すごい人気でした」とNさま。入居者層は阪大の大学生や大学院生、病院職員や銀行にお勤めの社会人などで、18歳から30歳代前半まで幅広い年代層を集めました。そのうち女性の入居者が過半数を占めます。当初の計画の狙い通りの結果となりましたが、特に40m2を超える1LDKに対する単身者の需要は予想以上でした。
最後に、賃貸経営の秘訣についてNさまにお考えを伺ったところ、「私達は管理もパナホームに任せていますが、将来のメンテナンスのことなども含めて、賃貸経営は建物を建ててからがスタート。今は常に先を見越した計画を立てることが必要な難しいご時勢ですから、信頼できる企業と営業担当者を選ぶことが何よりも重要だと思います」とのことでした。 |
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| (2006年5月現在) |
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| 東北角に設けたエントランスの小道。両側に植栽を施し、周辺環境にも配慮しています。 |
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| 特注の跳上げ式シャッターで目隠しした、北側道路沿いのごみ置き場。Nさまのご近所への気配りから実現しました。 |
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| 左が東棟、右が西棟。採光やプライバシーを確保できるよう、住棟間をゆったりと配置。 |
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| 変形敷地に対応し、1Kタイプ4戸と6戸の建物を廊下でつないだ「ヴィラ・グレイス」の西棟。 |
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| セコムのセキュリティシステムを導入した防犯賃貸住宅として、周辺の物件との差別化を図りました。 |
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